造作としての家具は最近の設計事務所が関与する建物には欠かせないものとなっおり、生活機能を満足させる上からも、光や色彩も含めて空間を意匠する上からも大変重要な役割を担っています。

㈱サンケン工芸では注文家具を受注し製作から取付けまで請負っています。

主に扱い製作する家具は木製ですが、キッチンや洗面化粧台となればステンレスや人工大理石、石類まで取り扱いますのでその素材も機能金物も多様化しています。

よく使用している素材

ムク材の家具

最近の注文家具では箱物に限ってはムク材の指定が大変少なくなっています。
ムク材で箱を作る場合、いたるところに仕口が施されており手間がかかります。そのため費用もかかりしかも材料費も高く高価な品物になってしまいます。
また、ムク材には“反り”“ねじれ”“木やせ”がある為、充分な乾燥が必要になり納品後も常に気に懸かる存在です。
木は生き物であり、もともと狂うものだと理解してくださる方にしかお納めできない由縁です。


突板の家具

天然木をうすく(0.2m/m)スライスしたものを合板に練り上げたものを
突板合板と称しますが、天然木の風合を残し高級感のある仕上がりとなります。多くの染色又は木地のまま木目を生かす塗装をし、仕上げます。
リビングの家具には多く使われます。

 


・メラミン化粧板

・塗り潰しウレタン塗装

・ポリエステル化粧板

・シート系化粧板

ウレタン塗りつぶしの家具などはリビングにも用いられますが、おおむねキッチンや洗面所当で多く使われているようです。
水拭きにも耐水・耐久性に優れています。
中でもメラミン化粧板は弱点もありますが比較的堅ろうな素材と
言えるかもしれません。
他にはカウンターとして堅木の集成材や人口大理石などが使われます。